花梨。
私の中の花梨の思い出は、お義母さんが作った花梨酒か花梨シロップだったか...芳醇な香りと甘くて優しいものを飲ませていただいた事。
初めて口にしたその味は、優しい甘さでとても美味しかった。
自分でも作りたいなと思いつつだいぶ時間が経ったが、最近やっと花梨の木を庭に植えた。
そんな時、行きつけの中華料理店に行った際に花梨が沢山実っていた。
スタッフの方に聞くと、
「花梨、使わないんですよ。」との事。迷わず頂きたいと申し出た。

黄色に熟した花梨は、もぎ取ると果皮の表面がベタベタと手に吸いつく。熟しているサインなんだそう。
さっそく、帰宅して作ったのは花梨酒と花梨蜂蜜。
風邪や咳にもよく効くので、子供にも優しいお薬になる。

それから、果皮を蒸留。精油はとれないと思うけれど、芳香蒸留水はとれるはず!

花梨の蒸留では、加熱を始めると、水が淡い黄金色から
夕焼けのような色へと変化していき部屋中に花梨の甘く芳醇な重めの香りに包まれた。

やはり、精油は蒸留されなかったけれど芳香蒸留水がとれた。花梨の果皮の香りがしっかりと残っている。
化粧水などに使用したいな!